manahiyoの気まぐれ

備忘録を兼ねたブログです。

QUEST2でRTL-SDRを動かしてみる  その2

前回の続き

先日QUEST2でRTL-SDRが動作することを確認できたので、自作のソフトで表示させてみました。

 

デバッグ方法

QUESTのUSB-CポートはRTL-SDRをつなぐのでPCからのデバッグWIFI経由にしないと毎回抜き差しして大変です。

これはいつものANDROIDと同じように下記コマンドで接続できました。

adb.exe shell ip addr "|" grep inet "|" grep global "|" cut -d "' '" -f 6 "|" cut -d "/" -f 1

adb.exe tcpip 5555

adb.exe connect 192.168.xxx.xxx:5555

 

以前作ったRTL-SDRソフトを移植してみる 

以前作った下記のスペクトルをまずVR内に表示

f:id:manahiyo831:20201212194201p:plain

 こんな感じですぐ表示できました。

f:id:manahiyo831:20210807080638p:plain

 

VR用に背景を透過に変えてみました。

f:id:manahiyo831:20210807085256p:plain

 

各種設定ができるようにする

次にメニューで周波数などの設定もできるようにしてみます。

ところが操作が全く効かない・・・CanvasやEventSystemなどXR用のものに変更が必要でした。

次に周波数の入力について、ANDROIDではクリックすると自動的に文字入力の画面が表示されますが、QUESTでは何も表示されません。

このままでは文字入力ができない・・・

 

ググっても見つからず、基本に戻って下記exampleで確認することにしました。

github.com

よく見るとマニフェストに下記を追加せよとの記述あり。これか!!

<uses-feature android:name="oculus.software.overlay_keyboard" android:required="false"/>

 

入れたら、ちゃんと表示しました。入力を数字限定にしているのでちゃんとキーボードもそれに合わせた表示になっています。

f:id:manahiyo831:20210807080935p:plain

無事、スペクトルの表示と各設定をVR内でできるようになりました。

 

とりあえず出来上がり

全体はこんな感じ。画像だと伝わりにくいですがVRで見る画像は楽しいです。

f:id:manahiyo831:20210807084632p:plain

VRなのでスペクトルに近づいたり

f:id:manahiyo831:20210807084642p:plain

裏側から見たり・・・自由自在です。

f:id:manahiyo831:20210807084754p:plain

 

ひきつづきVRならではの表示を考えたいですね。