QUEST2でRTL-SDRを動かしてみる その2
前回の続き
先日QUEST2でRTL-SDRが動作することを確認できたので、自作のソフトで表示させてみました。
デバッグ方法
QUESTのUSB-CポートはRTL-SDRをつなぐのでPCからのデバッグはWIFI経由にしないと毎回抜き差しして大変です。
これはいつものANDROIDと同じように下記コマンドで接続できました。
adb.exe shell ip addr "|" grep inet "|" grep global "|" cut -d "' '" -f 6 "|" cut -d "/" -f 1
adb.exe tcpip 5555
adb.exe connect 192.168.xxx.xxx:5555
以前作ったRTL-SDRソフトを移植してみる
以前作った下記のスペクトルをまずVR内に表示
こんな感じですぐ表示できました。
VR用に背景を透過に変えてみました。
各種設定ができるようにする
次にメニューで周波数などの設定もできるようにしてみます。
ところが操作が全く効かない・・・CanvasやEventSystemなどXR用のものに変更が必要でした。
次に周波数の入力について、ANDROIDではクリックすると自動的に文字入力の画面が表示されますが、QUESTでは何も表示されません。
このままでは文字入力ができない・・・
ググっても見つからず、基本に戻って下記exampleで確認することにしました。
よく見るとマニフェストに下記を追加せよとの記述あり。これか!!
<uses-feature android:name="oculus.software.overlay_keyboard" android:required="false"/>
入れたら、ちゃんと表示しました。入力を数字限定にしているのでちゃんとキーボードもそれに合わせた表示になっています。
無事、スペクトルの表示と各設定をVR内でできるようになりました。
とりあえず出来上がり
全体はこんな感じ。画像だと伝わりにくいですがVRで見る画像は楽しいです。
VRなのでスペクトルに近づいたり
裏側から見たり・・・自由自在です。
ひきつづきVRならではの表示を考えたいですね。