ARWAYを使ってみた
はじめに
ARのマップ機能においては以前ARCOREで試しましたが、正直不十分で実用ではない感じでした。すぐ位置がずれたり、再認識ができなかったりします。
Vuforiaのエリアターゲットを試してみたかったのですが、専用の端末でないと測定できないということであきらめかけていました。
そんな中、ARWAYという初めて見るソフトがありましたので、試してみることにしました。
下調べ
もともと下記webでの記述からこのソフトを見つけました。期待できそうな内容が書いてあります。
公式サイトはこちら
どこの国の会社かとみてみましたが、インドのようです。
専用の機器は不要で手持ちのスマホだけでできるということがなにより大きな魅力です。
試してみる
場所は自分の部屋で試してみることにします。ちょっとごちゃごちゃしていますが。
下記にチュートリルがあるのでこちらに従います。
手順としてはまず「ARWAY Mapping App」というスマホアプリで空間をポイントでMAP化します。こんな感じで緑の点で特徴点をとらえていくようです。
完了すると、下記のwebサイトでクラウド上にアップされているのが確認できます。
Viewボタンから取得した特徴点が確認できます。とはいえ、これを見ても部屋のどこだかちょっとわかりにくいですが。
この後いろいろ道に迷ってしまったのですが、結果としては下記のチュートリアルに従えばよかったです。
バージョンの違いのためか、若干画面に違いがありましたが特に操作上は問題ありませんでした。
ためしにWebStudioで下記のようにテキストを置いてみました。
UnityからサンプルプロジェクトのNavigationをビルドしてスマホで立ち上げます。
クラウドからMAPのダウンロードがされ、下記のLocalizationのマークで表示されます。
こちらをタップして部屋の中をカメラで撮影するとLocalizationされ、空間上に作成したテキストが表示されました。基準も一緒に表示されるようです。
さらにDestinationを選択すると赤のゴールとみられるマークが表示されました。
ここまでのナビゲーションをやってくれるということのようです。
使ってみた感想
位置や表示状態の安定性はARCOREでやった時の比較にならないくらい良いです。
これなら実用レベルという気がしました。
ただ、何度か途中でLocalizationができなかったり、webstudioで作成したはずのデータが保存できていなかったりと、やり直しが発生しました。私のやり方に問題があるのか、ソフトのバグなのかわかりませんが、ちょっと気になりました。
あとWebStudioの機能が充実するとさらによさそうです。今回やったところではテキストの色すら変えられなかったので。
とはいえ、試した結果からは期待できるツールであることは間違いなさそうです。
いままでARでの表示はたいていぷるぷる震えていたり、位置がずれたり、消えたりと安定しないと感じていました。
このソフトはそういう面で非常に良好に感じました。