はじめに
最近tinySAというnanoVNAをスペアナにしたようなデバイスがあるのを知りました。
調べてみると結構多くの人が使っているようです。
スペックを見ると960MHzまで測定できて¥8000でamazonで売っています。nanoVNAもすごいと思いましたが、こちらもこの価格は驚きです。
さらに調べているとなんと6GHzまで測定できるtinySA-ULTRAというバージョンアップ版が昨年発売された模様。
tinySAより値段も上がってはいますが、それでも2万円弱です。ほぼ衝動買いに近い感じで、ポチっとやってしまいました。
やっと届いた!!!
amazonでは売っていなかったのと類似品も出回っているようなので、本家webに提示のある「Zeenko store on AliExpress.」より購入しました。
海外からということもあり、届くまでにひと月近くかかりました。
まず、到着は郵便ポスト投函でした。2万近くするのにいいのかなと思いつつも、まぁ壊れてなければいいか・・・
当然ながら下記のように簡易包装です。一応要追跡入力と書いてある。
電源を入れたところ
梱包関係もnanoVNAとほぼ同じ作りです。持った感じとしてはnanoVNAを厚めにした感じで、少し重みがあります。
スイープ速度は普通のスペアナに比べるととても遅く感じてはしまいますが、この値段を考えれば、上等ではないかと。
まずはwebを参考にULTRAモードをenableにして、そこら中に飛び交っているwifiをとらえてみました。ちゃんとmaxHold機能があるのが偉い。スイープ速度の関係からしばらく放置しましたが、下記のように多くのピークが得られました。
こちらの動画に分解の様子がありましたが、ちゃんとシールドしているところなど、この価格にしてはしっかり設計されている感があります。RF屋さんにとっては見慣れた部品が結構使われていて、勝手ながら親近感を感じてしまいました。PLLはアナデバのADF4350を使っているようです。ちなみにRSで¥3000近くする部品です。
ミニサーキットの部品もみられます。
ぜひ、電波可視化にも使ってみたいとところです。