はじめに
今までRTL-SDRやSDRPLAYなどでスペアナ表示をしてきましたが、NanoVNAもスペアナ代わりになるという話を聞き、トライしてみました。
インタフェースについて
こちらの動画にある通り、シリアルポートでのリモート制御になっており、大変シンプルでした。
まずはPCからアクセス
COMポート通信なので定番のTeraTermで接続してみました。下記の通り、infoで情報が表示されました。
例えば下記コマンドを入れると
sweep 100000 200000 101
ちゃんと周波数とポイント数が設定されました。
コマンドは下記PDFに一覧があります。
https://4ham.ru/wp-content/uploads/2020/05/NanoVNA_Console_Commands_Dec-9-19-1.pdf
ということで、PCからの接続は簡単にできました。
ANDROIDから接続してみる
RTL-SDRなどをつなぐときと同じようにOTGケーブルで接続します。
GooglePlayにシリアル通信のソフトがあったので、こちらでまず試しました。
PCの時と同じようにinfoコマンドをやると同じように表示できました。特にドライバなど入れる必要はありませんでした。Android標準のドライバが使われているのかもしれません。
自分のソフトから接続してみる
次に自作のソフトからアクセスするのにどうするか、考えてみました。UNITYから使いたいので、ちょうどよいアセットがないか見たところ、下記がとても簡単でした。
PCもANDROIDも両方対応しているので、お試し版でやってみましたが、何もトラブルなくスムーズに接続してコマンド制御できました。素晴らしい。
ただ難点が・・・高い。約$87です。
趣味のシリアルポート通信にこんな払えるか!!・・・というのが正直なところ。
そこで、ほかにないか調べたら・・・ありました。
次が元のようです。
こちらのサンプルをAndroidStudio2022.1.1でコンパイルして動作させたところ、無事通信できました。
これをライブラリ化してネイティブプラグインでUNITYからアクセスできるようにすれば、目的が達成できそうです。