ARとGPSについて
ARでの電波可視化は位置情報を画像情報により取得し表示していますので、GPSで位置情報を使っても同じようなことができます。
というよりはこちらのほうが一般的かと思います。
スマホの電波状況の分かるようなソフトをインストールすると近くの基地局や現在地の電波強度を地図上に表示できます。
ということで、GPSを活用して、地図上に電波強度を示したら広範囲での電波可視化になるかと思い、ソフトを作ってみようとなりました。
MAP表示について
まずはMAP表示の方法から考えてみます。
ちょっと調べたところではgoogleMAPとMAPBOXが有名なようです。
GoogleMAPは誰もが利用しているもので有名ですが、ライセンス料が高いようです。
MAPBOXはユーザー数による課金で、自分で使う分には無料で使えそうです。
GooglePlayのMAPBOXのデモを試してみましたが、いろいろな表示ができて楽しいです。
MAPBOXの公式サイトにANDROID向けの開発方法が丁寧に書いてあるので、特に躓くことなくMAP表示ができました。
ググると使っている人がたくさんいるので、ちょっと凝ったことをやるにも情報が十分ありそうです。
誤差について
通常の状態では数mくらいの誤差で収まっている感じです。近所を自転車でうろうろしてみましたが、時々道の外側に出ることがありました。
とはいえ、MAP上に電波の強度を示すには十分な精度です。
SDRのソフトとMAPを合体させて表示してみました
前回のSDRの機能を生かして、こんな感じ。
ちょっと分かりにくいですが、マーカー内に電波強度を表示しています
WEBブラウザで表示
PCでデータが見れないかと考えたとことCSVに出力すれば簡単にwebブラウザで見ることができることが分かりました。
下記がとても参考になりました。
自分でも作ってみた結果
ここまで機能が用意されているとは MAPBOXに感謝です。AR開発の時も感じましたがソフト開発のためにいろいろ用意されていて、数十年前に意味不明のマニュアルを一生懸命読んでいた頃に比べて、とても便利な時代になったとつくづく感じます。
懲りずにまた動画作ってみました。
精度について追記
なお、 GPSの精度については最近はRTKという技術があるようで、センチメートルレベルでの精度が取れるそうです。こちらの話題はまたの機会に。