QUEST3でPokitのMR表示をしてみた
はじめに
PokitでデータのMR表示を先日作りましたが、Quest2だったため、白黒でいまひとつでした。カラーパススルー機能が付いたQuest3が届いたので、それぞれの測定機能を使えるようにブラッシュアップしてみました。
基本的にQUEST2と開発方法は変わりませんが、OculusIntegrationの[V57以降]を使うことが注意点になります。
ダイレクトタッチで測定機能を選べるようにする
最近はダイレクトタッチというハンドトラッキングで指でボタンを押すような操作が手軽に実装できるようになりました。こちらを使ってPokitの各機能を選べるようにしてみます。OculusIntegrationのサンプルの「PokeExamples」を流用しました。
サンプル
Pokit用に改造
右の丸の部分は位置を自由に移動できるように、つかむ部分になっています。
次のようにつかんで持ち歩けます。
ちなみに、外部からwebカメラで様子を撮影すると、次の通りです。
何もないものを見ているようで、他人からすると不気味かもしれません。
次のようにタッチすることで、ボタンを押して機能の選択ができます。
測定は先日のとおりBLEのモジュールから設定してデータを取り込むだけなので、特に難しいことはしていません。
測定してみた
内蔵の温度計
電圧計(乾電池の測定)
抵抗測定(未接続)
抵抗測定(10オームのリード抵抗)
最後はジェスチャー機能を使って、Pokitと一緒にGood!!!
どんな用途に使えるかはアイデア次第でいろいろありそうです。
MRとPokitは相性が良いかもしれません。