QUEST3とマルチメータPokitで可視化
はじめに
以前より電波の可視化に取り組んでますが、電波でなくてもテスターで電圧に変換できるものなら何でも可視化できるのでは…というアイデアです。
前回もスマホで電磁波測定をやりましたが、今回はQuest3を使っています。Quest3のほうが空間認識が優れているので、安定して測定ができます。
テスターには以前すでにQuest2と接続したPokitを使っています。なので、RadioFieldMRの電波強度の入力をPokitの測定値に置き換えればいいだけです。
太陽電池を電圧源にして、明るさを表示してみる
明るさなんてそのまま見えるので可視化の必要はないという突込みがありそうですが、やってみるとなかなか面白いです。
こんな感じでPokitの測定結果をMR上に表示してます。
デスクライトでお試し
太陽電池なので、明るいところで電圧が上がります。電圧の高いところが赤、低いところを青く表示しています。下記の通りきれいに測定できました。
FOG表示にして、ライトを消すとより見やすいです。
家中の明るさを計ってみた
Quest3の素晴らしいところは、カラーパススルーだけでなく、トラッキング能力の高さです。うちは2階建てなのですが、家じゅう動き回ってもトラッキングが外れることはありませんでした。いくつかスクリーンショットを示します。
なお、この広さを移動するにはガーディアン領域をOFFにする必要がありました。その場合はQuest3内での録画ではパススルーが表示できず、SideQuestで録画しました。そのため、画面が少し傾いています。
測定中
1Fから2Fを見た
天井の上に表示されていて、なんとなく間取りもわかりますね
2Fから1Fを見た
家の外から見たところ
1F,2Fがまとめて見えます。2Fのほうが明るいことや、手前の窓側(南)が明るいのが一目瞭然です。2Fと1Fがつながっているところが階段です。見ていて楽しいですね。
サーミスタで温度を測定してみた
Pokitは抵抗も測れるので、サーミスタの抵抗を測定することで、温度の測定もできるはず。ということで、なるべく温度容量が少なそうな下記を購入してみました
-SEMITEC 超薄型サーミスタ 103JT-025-
https://www.amazon.co.jp/dp/B074BT8MRF
エアコンの吹き出し口を測定
暖房にしたのですが、このサーミスタは温度が上がると抵抗が下がるので、吹き出し口が青になってます。熱容量の少ないのを選んだつもりでしたが、それでもサーミスタの熱変動の時間がかかるようで、ゆっくり測定する必要がありました。
下記の通り、抵抗が表示されています。
それらしい結果が得られました。
最後に
次は何を測定してみようか思案中