manahiyoの気まぐれ

備忘録を兼ねたブログです。

QUEST3で部屋をスキャンして表示してみた

はじめに

以前からQUEST3の機能で部屋の形状を自動的に認識できるはずとは思っていたのですが、どのようにやるのかさっぱりわかりませんでした。

ところが先日GITHUBでぴったりのものを見つけました。

github.com

この3つ目のものが素晴らしい。動画の一部分を拝借します。

まさしく、求めていたものでした。感謝。

 

自分でもやってみた

GITにあるソフトはMRTKを使っていたのですが、私はいつもMETA-SDKなので、ボタンなど一部変更しました。ただ、部屋のメッシュを取得する部分は基本的に同じなので、すぐ動作できました。

表示の前に、まずエリアをスキャンしておく必要があります。

メニューのSpaceSetupからセットアップを始めます。

部屋を眺めるだけで、自動的に床や壁を認識していきます。

一通り認識できました。

次に、メッシュを表示してみます。2種類表示ができて、一つは壁や床をシンプルに表示したものとスキャン結果そのものを表示ができるようです。シンプル表示ですと、次のようにタイル状に壁や床が表示されます。アンカーらしきものも表示されるので、自動的に設置されているようです。

次にこのメッシュを縮小表示します。壁や床なのでしょうがないのですが、ただのCUBEみたいでおもしろくない。

次にスキャン結果のMeshを表示してみました。エアコンの形も認識されているのがわかります。

同様にこちらのMESHを縮小してみます。個々のMESHが表示されて、窓部分がはっきり見えます。スキャンできている感じが出ていて、良いですね。

複数の部屋をスキャンしてみた

基本的に一部屋しかできないようなのですが、壁をマニュアルで編集すれば複数の部屋でも認識してくれました。非公式な方法になってしまいそうですが、こちらのほうがより実用的な感じがします。

スキャン後に下記のような画面で壁の追加や位置変更ができます。

この結果、壁はいい感じで間取りっぽく表示できました。

メッシュ表示もいい感じですね。

部屋が散らかっているのがバレバレです。

AIとかと組み合わせれば自動的に間取り図が作れそうです。

画像だと3Dっぽくないので、ショート動画アップしました。

www.youtube.com

 

最後に

屋内の可視化では間取りとの同時表示が一般的ですが、この機能を組み合わせれば便利になりそうです。

次回は電波可視化と組み合わせて表示したいですね。