電波の可視化とSDR
電波の可視化について
今回は前回紹介したソフトの機能である「電波の可視化」ということについて調べたのでちょっと書いてみます。
電波は目に見えないため、通常は高価な測定器を使ってスペクトルを測定するわけですが、これが見えるようになるといろいろ便利になります。
各企業でも電波の可視化に取り組んでおり、ググるとたくさん出てきます。
とか
など。
EMI向きだとノイズ研究所が有名なようです。
最新だと5G向けでいろいろなところで取り上げられていました。
大学だと金沢大学でいろいろやっているみたいですね。
このように多くの企業が開発していますが、どれも個人がちょっと遊んでみたいと試せるようなものではありません。
そんななか、前回の「ARCOREを使ったWIFI可視化」というのはこの「ちょっと遊んでみたい」に近づけそうな気がしました。
SDRについて
SDRをご存じでしょうか。無線業界の人であれば知っている人も多いと思いますが、Software Defined Radioのことになります。
最近は無線機のディジタル化が大変進んでおり、ソフトウェアを入れ替えることで機能を変更できるというものです。
昔のゲーム機が1種類のゲームしかできなかったのが、ソフトを変えることでいろいろなゲームができるようになったのと同じようなイメージです。
チープなものから高級なものまでさまざまあります。
たとえば「RTL-SDR」というのがamazonで4000円程度で売られており、個人でも買えます。
私も購入しましたが他のブログでたくさん紹介しているのでそちらが参考になります。
簡単にスペクトルアナライザのように電波を表示できます。
こちらはRTL-SDRでGPSを受信しているようです。
このSDRとARCoreを使えば電波の可視化ができるのではないかと考えて、ソフトを作ってみました。こちらはまた今度紹介します。