UNITYでVolumetric LightをAR表示してみたい その2
はじめに
前回VolumetricLightの簡単な表示をやってみましたが、もう少し遊んでみました。
今回もARとの組み合わせです。
灯台っぽいもの作ってみる
ARCoreのHelloARのサンプルではタップすることで検出した面にPawnを配置できます。
このPawnにVolumetricLightをつけて、灯台みたいにしてみたいと思いました。
準備
ARCoreをインポートしてHelloARが動作する状態にします。
やること
HelloAR ConotrollerのInspectorにあるInstantPlacementPrefabを修正します。
こちらをダブルクリックして編集にして、ARCore_Pawnに前回紹介したVolumetricLightを追加します。色や光の強さなどは適当に調整しておきます。
これだけで表示ができました。
回転させてみる
灯台はライトが回転していないとダメでしょ、ということで回転させてみました。
手順は先ほどのARCore_Pawnにアニメーションを加えて、回転させるだけです。追加したVolumetricLightがARCore_pawnの子になっているようにします。
ちなみにアニメーションのデフォルト設定だと回転の継ぎ目で一旦停止するような動きで一定の回転になりません。回転角度を設定したところで右クリックからこのあたりのモードを設定できます。
変更前
変更後
直線的に変わるようになり、回転が一定になりました。
その結果です。
回転に合わせて色を変えてみる
せっかくアニメーションを覚えたので、回転に合わせて色を変えるようにしてみましょう。設定はこんな感じ、R/G/Bで順に色が変化しているのがグラフから確認できます。
期待してやってみましたが、残念ながら色は変わりませんでした。
と思ったら、TrackChangesDuaringPlaytimeというのにチェックを入れればよいようです。このアセット期待通りのことができるので素晴らしいです。
なんの役に立つかは不明ですが、気分的に面白いです。
灯台というよりこれじゃディスコ会場みたいですね。天井に配置して下向きにすればそのものになりそうですが、家の天井は1色なのでARでの認識ができそうにない。せめて、角度を上向きにしたら違った雰囲気になるかも。
ってことでやってみました。
光がカメラに直接あたったときのまぶしい感じも出ているので、ARのすごさに感心してしまいます。