VRで電波可視化できる?
はじめに
電波をVRで表現するのにShaderを使ったら面白そうという興味の赴くままに試してみました。前回のアンテナ特性とかにも使えないかなと考えています。
Shaderについて
特に下記は初心者向けですが、数式がそのまま絵になるので、電波伝搬が表現できるのではないかとのヒントになりました。
ここではまず簡単な例として、電波の強さを色で表現するのを初めの目標にしてみます。
Shaderはちょっと触った程度のレベルなので、下記で再度勉強します。
こんな感じで近くが中心が明るく、遠くに行くほど暗くなるShaderが作れました。
これを近くから赤=>黄色=>緑=>青と変化するようにしてみます。
インスペクタから色に対応する値の範囲を設定できるようにして
色と値の対応もつけてみました。
こんな感じです。
ここにきて思い直したのですが、このような単純な伝番であれば確かにできそうですがアンテナ特性のように複雑なものを表現するにはちょっと問題がありそうです。
またVRのように外から見るだけでなく中に入ってみたいとなると、この方法では表面だけで中は空ですのでこれも問題があります。
VR向けに3Dにする
Sphereで作り直してみました。スクリプトでsphereを大量生産して埋め尽くしてみます。
う~ん、なんかパッとしない感じです。
一応は中心部分が赤で外側が青になっています。
QUEST2を使ってVRで見てみる
やはり見てみないとわからないのでQuest2向けにコンパイルしてみました。
skyboxは宇宙にしてsphereのサイズなど見た目を変えました。
下記はQuestの画面で録画したものです。
さっきよりはだいぶ良い感じではありますが、もうちょっと工夫したい感じです。
Fogにしてみたところ、感覚的ですが電波が漂っている感があっていい気がします。
ちなみに突っ切るとこんな感じです。
初めのころの話からだいぶ状態が変わりましたが、少しは表現方法が研究できました。
想像はしてみるもののこういうものは実際に作ってみてみないとわからないものです。
引き続き応用を考えていきたいです。